「フリーランスになりたいけど、収入とか大丈夫かな…」
「フリーランスになったはいいけど、不安なのは僕だけ…?」
こんな疑問に答えます。
断言しますが、フリーランスで、不安がまったくないという人はいません。
わたしは、フリーランス歴1年のライターですが、不安を消す方法があり、それを実践しているので、不安はほぼ消えました(1年経験すると、図太くなります)。
せっかくフリーランスになっても、不安なままでは幸せとは言えません。
記事では、フリーランスのもつ不安とその解消法を解説していきます。
この記事は、あなたの解決策を見つけるきっかけになるはずです。
目次
フリーランスは不安です
さっそくですが、フリーランスは常に不安です。
【出典:2015年版中小企業白書】
人にもよりますが、このような状況になることが多いです。
- 稼げるときに稼ぎたい→納期に追われて不安(結果、体が休まらない)
- 継続案件を取りたい→クオリティを追求するも、評価してもらえるかどうかわからず不安(結果、心が休まらない)
- 仕事がない→このまま仕事が取れなかったらと不安(結果、心も体も休まらない)
そして、以上のようなことが不安の悪循環を生みます。
「フリーランスは自由で最高」という風潮もありました。
しかし現実は、自由に決められるということに過ぎず、それはいつも不安と隣り合わせなのです。
コロナウイルスの影響で、休業したにもかかわらず、会社員の受けられる補助が受けられないということで「#フリーランス悲鳴」というタグもトレンドに上がりましたね。
#フリーランス悲鳴 で「救済なしの自己責任を承知でなったんだろ」論調
そりゃ「普段の経営による」損害の「企業からの」救済がないのは、その通り承知の上だろうが、
「天災による」損害の「国からの」救済は、全ての労働者にあって然るべきだと思うのだがどうなんだろ?— ぽんぽこタヌキ (@ponpoko_Reverse) March 5, 2020
企業に属してないってだけで自己責任っておかしくね?
それフリーランスはめっちゃ羨ましいとか企業より上だったり下だったりに見てるからこその発言でしょ。
同じく税金払ってるし国民としての権利も変わらないし、新型コロナのせいで仕事なくなって困ってるのは企業も個人も同じ。#フリーランス悲鳴— くま (@lost8bee) March 5, 2020
(他にも無限にありました↑)
ただし、普段からできる解決策があります。
わたしが実践し、不安を解消するのに大きな効果があった方法を解説していきます。
フリーランスの3つの不安【結局、お金の不安です】
フリーランスの不安は、結局のところ、お金からきます。
フリーランスは不安定、案件が取れるか、健康管理は大丈夫かなどなど。これ全部、詰まるところお金の不安ですよね。
ここでは、フリーランスが抱える不安について掘り下げていきます。
収入が得られるかどうかという不安
ど真ん中のお金の不安ですね。
不安は、わからないままにしているから不安なのです。
よって、収入が得らえれるかどうかという不安を分解してみると、ヒントが見えてきます。
収入が得られるかどうかが不安
↓
収入が得られなくなったら、生活できなくなるから不安
単純に考えれば、以上の通りでしょう。
すると、解決の方向性がすぐに見えてきます。
ポイント
- 収入が得られなくなってもいいよう、貯金してから独立する
- 生活できなくなったら会社員に戻る
- 収入が減ったらアルバイトを並行する
厳しい言い方かもしれませんが、ここまで見えているのに、不安で仕方ないという人はプライドが高すぎて、フリーランスに向いていないかもしれません。
好きなことを仕事にしたい、会社にとらわれずに生きていきたいと挑戦するのはすばらしいことだし、人生の醍醐味と言ってもいいでしょう。
それほどに価値のある挑戦だからこそ、上のようなリスクや代償くらいはあってもいいんじゃないかと思うのです。
この先いつまで続けられるかという不安
人生100年時代、65歳の定年がどうなるかもわからない時代です。70、80まで働くことになるかもとも言われています。(詳しくは、ライフシフトという本に書いてあります)
先のことを考えればきりがありませんね。
ただし、この先いつまで続けられるかが不安というのは、実は不安と言うより「悩み」かもしれません。
先日、女優を目指している友人(フリーランス)と電話で話したのですが「不安は結局、悩み」と言っていました。
将来、食いっぱぐれることはないよ。
仕事は溢れてるし、バイトなんて腐るほどある。
だから、今抱えているのは、不安と言うよりも、自分の挑戦が失敗して、夢が実現しなかったら嫌だという悩みなんだと思う。
わたしも同じように思います。
この不安の解消法も簡単で、「好きなことで仕事をして稼ぐ」ということになります。
スキルが伸ばせているかという不安
稼ぎ続ける(生きていく)ためには、スキルを伸ばさなければなりません。
競合に負けてしまっては、仕事はなくなります。
また、変化の激しい時代において、新しい市場や技術が出てきたときには、取り込んでいかなくてはならないかもしれません。
ただし、これも稼ぎながらスキルを伸ばしていく以外の解決策はないでしょう。
以下、さらに詳しく不安の解消法について解説していきます。
【結論】フリーランスの不安の解消法
繰り返しになりますが、フリーランスの不安は、結局のところお金からきます。
お金の不安を解消するには、3つしかありません。
ポイント
- 必要なお金を把握する
- ハードルを下げる
- 必要な分、稼ぐ
人生にかかるお金を把握する
一生を終えるまでに、いくら必要なのか。
これを把握するのが、不安の解消には一番よく効きます。これだけでいいと言ってもいいくらいです。
もちろん、不確定要素はたくさんあります。
- 年金がどうなるかわからない
- 健康な体で働けるかどうかわからない
- 子どもの養育費がいくらかかるかわからない
しかしこれは、いつの時代だって保証のないことです。
だから、仮定で計算しましょう。
年金の平均額は調べればわかりますし、病気やケガのリスクも予想はできます。あとは家庭環境によってそれぞれです。
すると、1年いくら、月いくら稼げばいい、というのがわかります。
足りれば、目の前の仕事に全力を注げます。
足りなければ、支出を削るか、たくさん働いて収入を増やすか、働き方を変えればいいだけです。
実際にうちの場合で試算したところ、子どもが独り立ちするまで、夫婦で月20万の収入があればいいことがわかり不安はほぼ消えました。
日本には、生活保護など、セイフティネットがたくさんあります。
大丈夫です、死ぬことはありません。
不安は、数字でコントロールしましょう。
固定費をガッツリ削る
固定費をガッツリ削れば、生活に余裕が生まれます。
うまくやれば、固定費を削るだけで、年間100万円ほど作れます。
これだけで、年間100万円作れます。
・格安スマホ→8万
・車から原付→35万
・保険の見直し→36万
・楽天ポイント→5万分
・光回線見直し→2.5万
・副業で節税→5万ほど
・iDeCo、NISA→10万ほどガチで仕組みを変えるだけ。
収入が100万下がってもOKになるので、人生が一気にイージーになります。
— めんおう|SNS×主夫ライター (@mennousan) February 16, 2020
これだけで、年間100万円作れます。
・格安スマホ→8万
・車から原付→35万
・保険の見直し→36万
・楽天ポイント→5万分
・光回線見直し→2.5万
・副業で節税→5万ほど
・iDeCo、NISA→10万ほどガチで仕組みを変えるだけ。
収入が100万下がってもOKになるので、人生が一気にイージーになります。
30代で転職したときから、ガッツリと固定費を削りましたが、生活の満足度は下がるどころか上がりました。
余裕をもって生活できているからです。
お金の余裕は、心の余裕にそのままつながります。
不安な人も、不安ではない人も、固定費はガッツリ削りましょう。
目の前の仕事に魂を込め、スキルを伸ばしつつ、稼ぐ
お金の不安、スキルの不安は、とにかく稼ぐことで解消できます。
当然ですね、お金の不安は稼げば解消です。
ただし、一番効率的なのは、目の前の仕事でスキルを伸ばすことです。こうすれば、スキルを伸ばしつつ、稼げますね。
そのためには、目の前の仕事に魂を込めるしかありません。
時間をかけ、集中し、最高のクオリティに仕上げ、うまくいかなければ徹底的に反省して次に活かす。
こういった具体的な行動、努力があなたの実績につながり、結果、お金を呼び、不安を解消できるのです。
【補足】フリーランスにとっては、ストレスの解消も大切
ここからは、集中力を高め、効率よく仕事をするための方法です。
ストレスは、不安のもとになるので、うまく解消しましょう。
ルーティーンを決め、規則正しく仕事・生活する
仕事や生活にルーティーン(マイルール)がないと、決断疲れを起こし、ストレスを感じたり、仕事の質が落ちたりします。
皆さんもよくご存じのスティーブ・ジョブズ氏がいつも同じ服装だったり、イチロー選手がバッターボックスに入る前に決まった動きをする例に代表される「ルーティン化」がこれに当たります。ルーティン化は余計な意思決定を減らして、重要なことだけに意識を集中することを目的としています。
(出典:東洋経済 ONLINE)
ルーティーンがないと、このようになります。
- 朝何時に起きようかな
- 今日はひげ剃ろうかな
- 出勤前、時間ができたけど何しようかな
- 昼休み、何しようかな
- 今日飲み会のお誘いが、参加しようかな
わたしは可能な限り、いつ何をするか、どう判断するかをルール化して、決断疲れを起こさないようにしています。
朝起きる時間、朝の行動、時間ができたときにすること、飲み会の参加基準。これら以外にも、ルールを決めて、瞬時に判断しています(極力時間を節約したい)。
すると、夜遅くても集中して仕事を続けられますよ。
適度に運動する
適度な運動も、週単位でルーティーン化するといいと思います。毎日したい人は毎日でもいいでしょう。
個人差はありますが、適度な運動がストレス解消になり、仕事のクオリティを上げてくれるのは間違いありません。
バッテリーを充電するには、体を動かすのがいちばんだ。でも難しいワークアウトを延々とやる必要はない。
僕らの原則はシンプルだ。
運動の最も重要な効果である、認知機能と健康、気分の向上は、たった20分の運動で得られることが研究からわかっている。
(出典:時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」)
ランニング、水泳、筋トレ、散歩、何でもありです。
適度に運動しましょう。
人と話す
これは人によりますが、「人と話す」というのもストレス解消になります。
フリーランスは、個人で仕事をすることが多いので、どうしても家族以外の人と話す機会が少なくなります(独身の方ならなおさらです)。
だから、話せないのがストレス、という方は話せる環境を作りましょう。
- オンラインサロン
- SNSで仲間を見つける
- 友人と定期的に電話する
手段はいくらでもあるので、不安や悩みを抱え込まず、話して解消しましょう。
まとめ
フリーランスは常に不安です。
そして、この不安は、詰まるところお金の不安です。
だからあとは、不安を徹底的に数字にして、コントロールしていくだけです。
どうしても不安なら、アルバイトで補填するのもありでしょう。
うまくいかなければ、会社員に戻るのもありだと思います。
ただし、2018年の企業寿命は23.9年で、定年まで同じ会社で働ける補償などありません。会社員だって、不安はつきものです。
どう転んでも、死ぬことはありません。
選んだ道を後悔のないように突き進むこと。そして、うまくいかなければ、その時々で一番いい選択をするのみです。
人生どうにでもなるものです。